2017年10月16日 (月)

スミスキー

昨年購入したスミスキー人形が、なんだか忘れてくれるなよ。みたいな様子で、ぼおっと光っている。

まだ、雨雨雨。炬燵の五日市の夜です。

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雨という字は、雨雨雨とか雨雨雨雨と並べて書くと、夜の窓辺の降り続く、雨のようだ。

合掌。

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2017年10月15日 (日)

せつない動物図鑑 ブルック・バーカー

作者の名前もなんだか意味深なのだけど、本年度の多分、最高傑作部類の本が『せつない動物図鑑-SAD ANIMAL FACTS-』(ダイヤモンド社)。

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作家であり、イラストレーター、コピーライターでもあるブルック・バーカーの初の著書がいきなり、ニューヨーク・タイムス紙、ロサンゼルス・タイムズ紙のベストセラーリストに載り、世界各国で翻訳。

「・・・わたしたちがそうであるように、きっと動物にだって悲しいことがたくさんあります。それでも、一生懸命生きているんです。・・・」(本書「はじめに」より)

この本は、動物たちの9つの「せつない」から構成されています。「ちょっとした、せつない告白」、「できなくてせつない」、「恋はせつない」、「そのこだわりがせつない」、「へんてこで、せつない」、「すごいけど、せつない」、「おとなになるのは、せつない」、「さみしくて、せつない」、「子育てだってせつない」。

それぞれの動物の「せつない」とその表情のイラストを眺めている、なんだか、ニンゲンのKくんや、Oさんを思い浮かべてしまうのだ。

「ハトは、めんどくさいことを先のばしにする」

「カラスは、きらいな人間の顔を忘れない」

「ネズミには、ほかのネズミの悲しみがうつる」

「ニシンは、おならで会話する」

「ゴリラは、うそをつく」

「シマウマは、ひとりで寝られない」

「一匹狼は、遠吠えをしない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・などなど、多くの「せつない」が書かれています。

本書120頁のミツバチは哀しい。「ミツバチは500gのハチミツをつくるために、2000万円ぶん働く」。「解説」によると、ミツバチ1匹が1時間働いてつくれるハチミツは、わずか0.02g。500gのハチミツをつくるのには、2万5000時間もかかるので、働き蜂の時給800円だったらば、お給料は約2000万円に。彼らは実際には給料ももらえず、ハチミツも人間に食べられてしまうのです。

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この本、せつない表情のイラストに「せつない真実」、せつなさを味わう「解説」、「ミニ図鑑」で構成されているので、どこから読んでも、いつ読んでもよろしい本になっているのだ。

哀しい気分の時に、ぱらぱら頁をめくるだけで、なんだかうれしい気分にさせてくれる。枕元の常備品だ。と思う。

「・・・でも、この本を読んで、みんなに「かわいそう」と思ってもらいたいわけではありません。ただ、動物のことをもっと身近に感じてもらいたいだけ。動物どうし、だれだって友だちになれるのだから。ときには友だちを食べちゃうこともあるけどね。」(本書「はじめに」より)

もうなによりの。

合掌。

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2017年10月13日 (金)

はじまりへの旅

いやはや。

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第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞をはじめ、世界各地で数々の映画賞を受賞した、マット・ロス監督の作品。

仏教徒の父親が、アメリカ北西部の森の中で、独自の教育方針に基づき6人の子供たちを育てていたが、ある日、病気療養中の子供たちの母親が死んだと聞き、大型バスで、母親の葬儀に行くことになった。2400km向こうのニューメキシコまでの旅のロード・ムービー。

60年代後半から70年代初頭にかけて、日本にもいろんなコミューンができて、さまざまな試行錯誤がされていたけれどな。五日市の深沢にもコミューンがあったりして、あの、詩人の山尾三省さんたちが暮らしていた。

そんなことを思い浮かべてしまう映画なのだ。

なによりよろしいのが、ラストに流れる曲。ディランの I Shall Be Released。この曲を聴くだけでも観る価値がある映画なのだ。と思う。

合掌。

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2017年10月10日 (火)

夕ぐれ

地球はきちんと回ってくれているようなのだ。

夕ぐれもきちんと、夕方にやってきてくれるのだ。

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なので。麦酒を開けてよろしい。ということなのだ。

夕暮れ 友部正人

暮れゆくこの町の空を眺めながら
暮れゆくこの町の空を眺めながら
暮れゆくこの町の空を眺めながら
ぼくはひとりカレーライスを食べている

まだ髪の毛のやわらかい男の子と女の子が
まだ髪の毛のやわらかい男の子と女の子が
二人仲良く手をつなぎ
ゆっくり河原へ降りて行くよ

・・・・以下、略

(「友部正人詩集」現代詩文庫/思潮社)

合掌。

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浅草キッド ビートたけし

先日、ぼぉっとテレビを観ていたら、大杉漣のギターで、ビートたけしが、てれずに「浅草キッド」を歌っていた。思わず正座していた。

ひさしぶりの肌がざわめくような気分。

さっそく、アマゾンミュージックで、一曲だけで購入して、エンドレスで聴いている。

♪・・・夢は捨てたと言わないで、ほかに道なきふたりなのに・・・♪

♪煮込みしかない鯨や・・♪の「捕鯨船」も超有名で落ち着かないので、「水口食堂」へ行かなくてはいけないじゃないの。

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いらっしゃいの正しい飲み屋は、ひととしていけないよぉをおしえてくれたところ。家は、不条理を教えてくれて、世間は、役にたたないひとも、もういつもだめじゃんか、みたいなひとたちといっしょに、なんだかうれしく生きましょうみたいな、ところがあったんだけど。

もうすべてが、御金だから。

アウトレイジも最終章。なんだから。

もう、やさしいすぎるひとは、やさしすぎるしか、生き方はないよ。

合掌。

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