2017年8月17日 (木)

アスファルト

映画のポスターのコピーは、「愛は突然降ってくる」。

フランスの哀しげな町の団地。さえない中年男は、団地のエレベーター改装に二階に住んでいるとの理由で反対。住民からはエレベーターの利用を禁止される。その途端、足を骨折して車いすの生活に・・・。

ある日、宇宙から帰還する宇宙船が団地の屋上に不時着。NASAは、すぐに迎えに行けないので、少し団地の住民に世話になってもらっていて・・・。

売れない女優、母との暮らしの高校生、息子が刑務所入っているアラブ系の女性、夜勤生活でへとへとの看護師。6人に予期せぬ三つの出会いがはじまる。

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売れない女優役のイザベル・ユペールを筆頭に役者がみなさんよろしいのだ。黄昏族のひとたちにはお似合いの映画。

合掌。

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2017年8月15日 (火)

四海波静 茨木のり子

敗戦の日。憲法を変えても、この日は、永遠に敗戦の日。

四海波静 茨木のり子

戦争責任を問われて
その人は言った
 そういう言葉のアヤについて
 文学方面はあまり研究していないので
 お答えできかねます
思わず笑いが込みあげて
どす黒い笑い吐血のように
噴きあげては 止り また噴きあげる

三歳の童子だって笑い出すだろう
文学研究果さねば あばばばばとも言えないとしたら
四つの島
笑ぎに笑きせて どよもすか
三十年に一つのとてつもないブラック・ユーモア

野ざらしのどくろさえ
カタカタカタと笑ったのに
笑殺どころか
源朝級の野次ひとつ飛ばず
どこへ行ったか散じたか落首狂歌のスピリット
四海波静にて
黙々の薄気味わるい群集と
後白河以来の帝王学
無音のままに貼りついて
ことしも耳すます除夜の鐘

(「茨木のり子詩集」谷川俊太郎選/岩波文庫)

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合掌。

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2017年8月14日 (月)

夏の顔たち

小和田橋近くの、ぷあっ石顔。

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ぽっ。葉顔。

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阿伎留神社近くの塀顔。

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ご存じ。阿伎留神社の倉庫顔。

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それぞれの夏の顔。

あんまりにも、きちんとほんとうのことを言い過ぎるから。口も目も塞がれてしまった。みみずのように生きるしかないのだろうか。

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『夏闇をきれいな水の流れくる』(秋山百合子「槐」)

合掌。



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2017年8月12日 (土)

にょろにょろ

にょろにょろへびが、すばしこく、にょろにょろと草むらに隠れた。

いま噂のヤマカガシかもしれない。照れくさいのかもしれない。

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『日盛りの蛇とかちあひ道の上』(岡井省二「槐」)

合掌。

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2017年8月11日 (金)

向日葵反省

小和田橋を渡ったところの向日葵たちは、キオツケの姿勢で首をたれて深く深く反省していますの姿。

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向日葵集団反省。夏は、反省の季節。

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たぶん、このクニの偉い偉い人は、子どもの頃から、反省やごめんなさいを言わなくても生きてこられてのかもしれない。

向日葵集団ごめんなさいを見習おう。

合掌。


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